◆ 学生による発表者の充実
第2回大会は、第1回大会以上に全国からの発表者が充実した。昨年から引き続いてパネル・ディスカッションのパネリストとして参加いただいた松下香奈さん(高知大学4年)、後掲の「短歌大会」の繋がりで快くパネリストとして参加してくださった山口文子さん(法政大学4年)、吉岡太朗さん(京都文教大学2年)。そして、研究発表にて素晴らしい発表をいただいた古寺弥栄子さん(新潟大学大学院1年)、後藤和彦さん(関西大学大学院1年)。第1回の県外発表者をはるかに上回る多くの学生を全国からお招きできたことをこの上ない成果であると感じている。
◆ 全国からの学生の参加者の増加
第2回大会で特筆すべき点は、全国からの学生の参加者の増加である。早稲田大学、立教大学、法政大学等から学生の参加もあり、パネル・ディスカッションや研究交流では学生間の賢治の学びの交流が達成できた。
◆ 短歌色の強さから「第一回記念短歌大会」へ
第2回大会の目玉となったのは、マスコミからも大きく取り上げられた「第一回記念短歌大会」である。第2回大会では、賢治の短歌にも造詣が深く、実作者としても著名な佐藤通雅先生を基調講演にお招きできたこと、宮澤賢治センターの代表が望月善次(三木与志夫)先生であったこと、加えて文屋亮先生を選者としてお迎えできたという奇跡的幸運に恵まれ(今回は三人の先生方に選者を引き受けていただいた)、「第一回記念短歌大会」の実現に至った。最優秀賞には、山形県琢成小学校3年の柳沼舜君が「どんぐりを両手いっぱいひろったよ山ねこからのハガキまってる」が選ばれた。(*その他受賞作品は をご覧下さい)そして、その他多くの入賞者を輩出した花巻小学校には特別賞として学校賞が送られた。結果として、大学生のみならず小学生・中学生にまで「賢治の学び」の交流を拡張すること起爆剤となった。
※ 所属・学年は当時のもの
◆日程 | 第1日目 10月6日(土) |
【午前】 | ■オープニング 9:30 〜 10:00 御祝いの言葉 平山 健一(岩手大学 学長) 開会の挨拶 望月 善次(「宮澤賢治センター」代表) 稲垣 大助(「第2回全国宮澤賢治学生大会」実行委員長) 第1回記念短歌大会表彰式 音楽演奏 岩手大学 学生有志 |
■パネルディスカッション 10:00 〜 12:00 ・テーマ「学生たちの読む賢治童話」 コーディネーター/稲垣 大助(岩手大学大学院教育学研究科2年) パネリスト(50音順)/エフセエワ エカテリーナ(岩手大学大学院人文社会科学研究科2年)、松下香奈(高知大学4年)、山口文子(法政大学文学部4年)、吉岡太朗(京都文教大学人間学部2年)〔第50回短歌研究新人賞受賞者〕 |
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【午後】 | ■基調講演 13:00 〜 14:30 講師/佐藤 通雅 先生(第10回宮沢賢治賞受賞者) 演題「賢治短歌の見方」 |
■研究交流 14:45 〜 16:45 発表は一人につき30分(発表:20分 + 質疑:10分)とした。 |
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■第一日目閉会式 17:00 〜 閉会の挨拶 大野 眞男 (岩手大学 副学長) |
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■懇親会 17:30 〜 岩手大学キャンパス内中央食堂2階:「インシーズン」にて。 |
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◆日程 | 第2日目 10月7日(日) ■実地研修 9:00 〜 12:15 |
◆大会の様子・一日目◆ |
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◆懇親会◆ |
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◆大会の様子・二日目◆ |
■連絡先■
〒020-8550 岩手県盛岡市上田3丁目18-34
岩手大学学務部学生支援課気付 Let'sびぎんプロジェクト 「第3回全国宮澤賢治学生大会」行
TEL:019-621-6672 FAX:019-621-6493 E-mail:kenji_zenkoku@hotmail.co.jp