平成18年8月28日(月)・29日(火)に開催された
第1回全国宮沢賢治学生大会は無事成功を納め、多くの人にご来場いただきました。
ありがとうございました。
随時大会の様子を報告していきたいと思います。
■こちらから前回大会の資料がダウンロードできます。■
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■一日目
オープニングでは宮澤賢治に
関係する歌を岩手大学教育学部音楽科
を中心とする学生有志が披露し、
大盛況のもと開会した。 |
■ 研究交流
全3大学(岩手大学・盛岡大学・日本女子大学)から4名が発表した。3名が大学院生で、1名が学部生という中で、学生のする宮澤賢治研究の姿を明らかにすることができた。
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本大会では、宮澤賢治研究をされている先生方を招き、賢治研究の第一線を示していただいた。
1人目は、インド・ネール大学で準教授をされているP.Aジョージ先生に「宮沢賢治の菜食主義とインド菜食主義について」という演題で講演をしていただいた。内容は、宮澤賢治の菜食主義思想について、インド菜食主義を一つの素材として考察する、というものであった。その中で賢治の菜食主義思想が垣間見られる童話作品「ビジテリアン大祭」を「銀河鉄道の夜」に並ぶ名作と評していた。作品のみならず、賢治の思想的な面にも興味のある方には、とても興味深い内容であっただろう。
2人目は、早稲田大学名誉教授であり、花巻にある宮沢賢治イーハトーブ館・館長をされている原子朗先生に「賢治の孤独」と題する講演をしていただいた。内容は、文学とはいかなるものか、研究をするとはどのようなものかについて、先生自身の体験を内容に加えながら話して下さった。講演中は、黒板の代わりに、筆と紙を用いて達筆な字で書かれた「疾中」、「業」は今でも目に浮かぶ。賢治研究を行う学生、これから賢治研究を志す学生はもちろんのこと、賢治について全くわからない学生が聞いても本当にためになる講演内容だったといえるだろう |
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■二日目
実地研修の様子
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